2015年01月08日
秋田県に避難している子供たちのための交流イベント
秋田県内に避難している子供たちが交流することで、「母子生活や避難という非日常の生活は自分だけではない」と思える場を提供する。交流の場では、農作業や遊び、学習支援を行い、地元の学生及びシニアボランティアに参加してもらうことで、子供たちが接する人間関係の幅を広げていく。
時間の経過とともに、秋田ではすっかり震災の意識は薄れてしまい、当初はあった避難者の交流支援も少なくなった。しかし、避難生活を送っている子供たちにとっては非日常の生活が継続していることに変わりはなく、特に母子避難の家庭においては家族が離れていることでより不安が増しているように感じられる。そのため同じ境遇の子供たちの交流を通して、避難生活がより楽しく継続できるようにする。また、避難前には祖父母や地域のコミュニティで幅広い年代と接することができたが、避難先では家庭や学校と接する大人が限られている。子供たちがもっと地元の方と交流したり、いろんな人と接して遊びの幅を広げてあげたい。
4月 夕暮れ子供会(学生ボランティアによる学習支援&遊びの交流)
5月 田植え体験会(地元の農家さんにご協力をいただき当会用の田んぼを管理。手で田植えを体験)、
夕暮れ子供会(学生ボランティアによる学習支援&遊びの交流)
6月 夕暮れ子供会(学生ボランティアによる学習支援&遊びの交流)
7月 夕暮れ子供会(学生ボランティアによる学習支援&遊びの交流)
8月 飛び出せ!夕暮れ子供会(学生ボランティアと一緒に1泊2日の宿泊体験)
9月 夕暮れ子供会(学生ボランティアによる学習支援&遊びの交流)
■農家体験
初めて田植え体験する子供も多く、泥だらけになりながら田んぼに入り、タニシ取りや虫遊びを楽しんだ。「福島ではできない遊び」「農家ならではのかまどに驚いた」「タニシを初めて食べた!」等の声があった。
■夕暮れ子供会
毎回楽しみにしている子供たちは、特に大学生のボランティアさんと会えるのがうれしいようだ。親からは「体を使ったダイナミックな遊びをしてもらえて助かる」といった声があった。
■飛び出せ夕暮れ子供会
「母親だけだと不安なために海に連れていくことができないため、良かった」「家族だけではなく、みんなで一緒に行くのが楽しかった」といった声があった。
ご寄附をいただいき、本当にありがとうございました。おかげ様で、子供たちの交流会を実施することができ、助成期間を終えた今後も継続して行うこと予定です。また、この交流会をきっかけにして学生ボランティアさんの協力を得て、子供たちのたくさんの笑顔に出会うことができました。まだまだ避難生活が続きますので、息の長い支援活動を行っていきたいと思っております。震災の記憶も薄れつつあるなか、このようなご寄附に本当に感謝いたします。ありがとうございました。
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