2015年01月08日
富岡町の子供たちが故郷を離れた友達や仲間と再会できることを支援する活動
東日本大震災及び福島第一原発の事故により長期の避難を余儀なくされている子供たちが、故郷を離れて仲間や友達と切り離された状況の中、この活動を通じて再会し、お互いの絆を取り戻す機会を提供しました。また、復興に向けて、国際社会で通用するグローバルな視点や、未来への希望を育む為に必要な知識や技能の習得と、思考力・判断力等を育成する為に必要な支援を行いました。
現在、私たちの故郷富岡町は、東日本大震災及び原子力災害により、全町民が避難中です。子供たちも、家族や友達、仲間と離れ離れになって、それぞれ長期の避難生活を余儀なくされています。この現状の中で、精神的に不安定になり新しい生活にも馴染めず、パニック障害になったり、孤立していじめにあったり、不登校になったりしている子供達が増加しておりました。また、保護者からも、子供達のために交流の場や再会の場を沢山作ってほしいという声が上がってきておりました。そのため、この状況を少しずつ良い方向に改善し、子供達に心の安定を取り戻し、子供達の意思とは関係なく突然途切れて離れ離れになってしまったコミュニティの再形成を図りたいと考えました。そして、現在の厳しい環境の中で、命の大切さを理解してもらい、生きる力を育み、この逆境の中でもたくましく大きく成長して欲しいと考えこの事業を実施しました。
今年度は、いわき市にあるいわき海浜自然の家と、天栄村にあるブリティッシュ・ヒルズで宿泊活動をしました。原発事故により外遊びをする機会が減少してしまった子供たちに、もう一度自然の中で伸び伸びと活動してもらう機会を提供し、震災で突然離れ離れになってしまった同級生や友達とお互いの現況や悩みを相談したりする等のゆっくりと楽しく交流できるような時間を取る為に、宿泊を伴う体験活動を企画しました。
富岡町では、子供たちが全国各地に避難しているため、なかなか定期的な子供の活動が出来ない状況に在ります。しかし、今回、子どもサポート基金の助成を頂き、定期的に活動を再会するきっかけを作って頂きました。宿泊を伴う活動でしたら、子供達が参加して頂ける事がわかりました。これからも応援宜しくお願い致します。
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