2015年01月15日
石巻(東松島・女川含む)妊婦~未就園児親子の為の子育て支援活動
妊婦~未就園児親子への居場所・遊び場・ネットワーク作りの場の提供。被災地の母親が当事者目線で企画運営。体を動かしたり、親子でのふれあいのイベントを定期的に行い、0歳講座や、コミュニティカフェで、産前産後の切れ目ない支援を行政、医療、地域を巻き込んで行うことにより、産後の孤立を防ぐ。震災の心のケアにつながる活動も行っている。
震災の影響により現在も子どもの遊び場、親子の居場所作りは親子にとって重要性が高い。行政だけでなく民間を含めた地域の子育て支援(特に未就園児)への取り組みは少なく、被災地で安心して妊娠や子育てが出来るよう、特に民間の柔軟、かつ迅速な対応力で若い世代の地域からの流出を防ぐことは地域の課題です。子育て支援を協議するだけでなく、実際に場をつくり実践することが重要。現場からの声をどれだけ行政へ届け、地域に反映させていけるかが大事だが、当団体のような活動の若いNPOへの行政の信頼度を高めるために、組織強化や丁寧な実績作りで、より、地域に根差した活動を展開継続させることが課題であると感じている。
★親子ビクス(キッズクラス月1回ベビークラス1回)講師 助産師 佐藤恵美
4/15 4/15 5/13 5/13 6/17 6/17 7/15 7/15 8/19 8/19
★3B体操(キッズクラス 月1回ベビークラス1回)講師 鈴木、佐藤
4/8 4/8 5/9 5/9 6/6 6/6 6/14 6/17 7/4 7/4 8/8
親子で体を動かしてストレス発散。運動不足の解消。親子のふれあいにより絆を深める。地域のボランティアさんに入ってもらいながら、親子共々元気いっぱい楽しい活動ができました。イベントが終わってから、帰るまでの時間が特に交流タイムになっていました。走り回れる広い場所は必要です。
★こころのティータイム 月3回 講師 助産師 本田由美
4/4 4/18 4/21 5/8 5/19 5/22 6/6 6/12 6/24 7/3 7/10 7/17 7/31 8/30 9/4 9/18 9/29
少人数のサロンで、毎回6~8名の参加で行いました。本田先生がファシリテーションを行い、プライバシーは守るなどの約束をし、安心した場所で本音を話せる場として、傾聴の場にもなりました。
★コミュニティカフェ(ボンボンカフェ)月4回
ひろばとして開放。毎週30組ほどの親子が訪れ交流しています。10:30~14:00までいつ来てもいい場所。施設が提供しているランチが食べられることも人気で、たくさんの親子が利用しています。開成団地という大きな仮設住宅の高齢者グループホームを週に一回おかりしています。仮設の親子も歩いて来れ、多世代の交流もあります。隔月で保健師さんの健診も好評で、会話の中から相談がでるような自然な雰囲気作りを保健師さんにもおねがいしています。
4月~9月毎週水曜日実施しました
★0歳講座(クラス1 自己紹介 クラス2 ベビーマッサージ クラス3 保健師・栄養師 クラス4体内記憶)の内容で月に4週連続にする講座を開催しました。ただでさえ孤立しがちな子育てが、コミュニティの崩壊や新コミュニティへの移行によってさらに孤立が高まっています。仲間同士の支え合いも生み出せるように工夫しています。
5/15 5/22 5/29 6/5 7/10 7/17 7/24 7/31 9/4 9/11 9/18 9/25
★マタニティイベントは マタニティカフェ、マタニティパーティ、と名付けて1日に2コマずつ開催しました。災害時への備えなどにも触れながら、初めて開催してみましたが、とても手ごたえがありました。震災で多くの命が犠牲となった石巻だからこそ、命を大切育てたい、という願いを伝えながら、つながっています。またマタニティに取り組むことでさらに、地域の妊娠や子育てリソースと新たなつながりも産まれました。市役所でも視察にきてくれました。
8/7 8/30 9/12 9/27
★6月ベビスマ子そだてフェスタ
6月14日の参加者は273組 大人372名 子ども400名 計772名でした。スタッフは当団体7名 ボランティアスタッフ35名 企業様スタッフ92名 ワークショップ参加スタッフ10名 の144名でした。合わせて916名、みんながスマイルで大きくつながる一日となりました。家族での参加も多く、普段は足を運びにくい、多子の方、双子の方、なども来てくれました。休日のイベントは常に仕事している方にも子どもとの楽しい時間を過ごせる良い機会になりました。
★8月「夏祭り」
7月22日 水遊びを中心に行いました。他NPOにも協力してもらい、参加者の様子や、遊びについて一緒に考える機会となりました。
安定した活動により居場所を提供することができました。また、活動の際には、震災により団体が立ち上がった経緯や、子育て当時者のネットワーキングを平常時にもつことで、緊急時の備えになることなどを伝えています。そのためか、サロン内では震災についての会話が自然に聞こえてくるようになりました。受援者からは「もう震災の話は、いまさらと感じられてしまうのではないかと不安に思って話せないでいたが、きっかけになって話すことができ、ずっと抱えていた気持ちが楽になった」という声もあります。また、「特に乳幼児期、子どもを遊ばせる場所がないので、居場所づくりには本当に感謝している。ベビースマイルに出会わなかったら今頃育児ノイローゼーになっていた」という声もいただいています。
ご寄付頂いた活動費をどれだけ効果的に受援者へ提供できるか、工夫をこらしていくなかで、活動に大切な地域のネットワークを構築できてきました。スタッフ一同、石巻の復興期に、地域の未来につながる子育てにムーブメントを起こして、明るい、安心できる、いきいきしたまちにしたい!と熱い想いです。想いだけでは乗り越えられないことをご寄付によって可能にできています。みなさんとは一心同体で取り組ませていただいていると感謝する日々です。ご支援いただいていることが心の支えになります。本当に有難うございます!
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