子どもサポート基金 子どもサポート基金一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校

2016年08月13日

【放課後子ども教室】くりりんのもりでおもいっきり森あそび。ここならおもいっきり声を出しても大丈夫!.JPG

釜石市鵜住居川流域の未来の地域の担い手づくりのための地域住民と行なう「子どもの居場所づくり」と「子ども支援を通したコミュニティ形成」

子どもがのびのびと過ごせる居場所を地域住民とともに地域資源を活かしながら、作り出す活動。また地域の子どもと大人が出会い、つながることを通して、地域の良さを知り、子どもの地域への愛着を育む。

基本情報

活動期間
2015年4月~2016年3月
活動地域
岩手県釜石市
支援人数
1254名
活動人数
スタッフ5名、ボランティア49名
連携団体
  • 釜石市教育委員会
  • 栗林町共栄会
  • 横浜瀬谷区社会福祉協議会

写真

  • 【かまっこまつり】手作りクッキー屋として元気に接客中しました。.jpg
    【かまっこまつり】手作りクッキー屋として元気に接客しました。
  • 【かまっこまつり】本番に向けて、クレープづくりの練習をしました。.JPG
    【かまっこまつり】本番に向けて、クレープづくりの練習をしました。
  • 【地元先生プログラム】コーヒー教室の様子。大人顔負けのドリップ姿。.jpeg
    【地元先生プログラム】コーヒー教室。大人顔負けのドリップ姿。
  • 【放課後子ども教室】地元先生をお呼びし、折り紙でおひなさまづくり.jpeg
    【放課後子ども教室】地元先生をお呼びし、折り紙でおひなさまづくり。

活動の背景・内容

活動の背景

地元先生プロジェクトを通して、地域の子どもと関わる大人が継続して増えていく状態を目指す。将来的には子育てが一段落した方や、定年退職して時間的な余裕がある住民が運営自体に関わる体制を目指す。

地域ぐるみで育てられた子どもたちは郷土愛を育みながら成長し、次代を担う地域の担い手となり、活気のある地域が持続していく。

活動の内容

●放課後子ども教室

活動内容:週3回、放課後の子どもたちの居場所として、仮設団地の談話室と住民と作り上げた森の遊び場「くりりんのもり」を中心に開設。室内では、クラフト、おもちゃあそび、子ども企画のお楽しみ会など、屋外ではおにごっこ、なわとび、くりりんのもりでのブランコあそびなど子どもたちの要望・状況等を考慮して実施。そのほか、子どもたちの要望を考慮し、大学生によるお楽しみ企画を実施した。

・4月 実施日数:1日  述べ6人

・5月 実施日数:11日 述べ105人

・6月 実施日数:11日 述べ118人

・7月 実施日数:7日  述べ78 人

・8月 実施日数:2日  述べ23 人

・9月 実施日数:9日  述べ72 人

・10月 実施日数:13日  述べ123 人

・11月 実施日数:13日  述べ148 人

・12月 実施日数:8日  述べ72 人

・1月 実施日数:11日  述べ68 人

・2月 実施日数:11日  述べ86 人

・3月 実施日数:6日  述べ43 人        合計:103日 述べ942 人

●さんつなくらぶ(キャンプ)

活動内容:地元の人が昔遊んでいた川の遊び場に行き、川遊びを満喫。また地元農家さん指導による野菜収穫や夕食のカレーの材料をゲットするために町をめぐり、地域に触れる体験をした。

・8月11日(火)~13日(木) 川あそびキャンプ 旧橋野へき地保育所周辺 参加人数22人

●日帰りプログラム(地元先生)

活動内容: 子ども教室や週末に、魅力ある大人と出会い、地元の魅力に気づくきっかけにすることを目的にしたプログラム。ボランティアの減少にともない、子ども教室の継続運営に課題が残る中、このプログラムを通して地域の子どもを地域の大人で見守り、育てていく仕組みを作っていく。

・10月16日(金)けん玉教室(地元先生:深瀬さん)19名

・2月20日(土)コーヒー教室※日帰りプログラム(地元先生:ハピスコーヒー岩鼻さん) 9名(親子4組)

・2月22日(月)折り紙教室(ランドセル、お花)IN栗林(地元先生:レインボー小林さん、釜石さん) 10名

・2月25日(木)折り紙教室(おひなさま)IN鵜住居(地元先生:凛の会 沖さん) 6名

●かまっこまつり

活動内容:子ども達自身がやりたいお店や遊びを企画・準備・運営をするお祭り。子どもたち自身が企画するお祭りに住民が参加することで、子どもも大人もお互いが顔見知りになり、お互いが知り合うことで、地域で子どもを育てるきっかけをつくることを目指して実施。

【栗林】

「子どもスタッフ作戦会議」 10月27日(火)15:00~17:00 栗林小学校視聴覚室 12名

「練習・準備」 11月9日、10日、18日、20日(4回実施)15:00~17:00 栗林町仮設団地談話室 計54名

「総練習」11月21日(土)9:00~12:00 さんあいセンター 14名

「本番」 11月22日(日)11:00~13:45  さんあいセンター 88名参加

【鵜住居】

「子どもスタッフ作戦会議」 12月20日(日)9:00~12:00 10名

「練習・準備」 1月5日(火)~9日(土)(5回実施)9:00~12:00 計30名

※8日のみ:9:00~12:00総練習、13:30~16:30準備 

「本番」 1月10日(日)11:00~13:45 55名参加

・場所はすべて鵜住居町C・D仮設団地談話室とその周辺

●子ども居場所意見交換会

・6月28日(日) 栗林町第1仮設団地談話室 参加人数8名

内容:北海道で放課後子ども教室を実施している方を講師としてお呼びし、子ども教室と休日のプログラムについて、地元の方を対象に事例発表した。それをもとに地域の方や保護者の方々と意見交換を実施。

・3月5日(土) さんあいセンター 参加人数7名(保護者、地域住民、小学校副校長)

内容:当団体が実施する子ども事業の活動報告と「くりりんのもり」の紹介をしたうえで、意見交換会を実施。

●あそび場整備

活動内容:くりりんのもりの草刈り、栗のイガ拾いを地域住民とともに実施。

・7~9月 各1回ずつ、10月は栗のイガ拾いを3回実施した。

活動の成果

●放課後子ども教室

昨年度と比較し、のべ約300名の子どもたちが多く参加してくれるようになり、地域に定着してきた手応えを実感。子どもたちからも「家では体験できない外遊び・中遊びができて楽しい!」「様々なイベントもあり、色々と体験ができてうれしい」との声が聞かれた。

●さんつなくらぶ、日帰りプログラム(地元先生プログラム)

平日の放課後子ども教室にて2回、さんつなくらぶ(日帰りプログラム)にて1回、地元先生プログラムを実施することができ、地域の子どもと大人が出会う場を作ることができた。参加者である子どもたちにも好評であり、地元先生自身も子どもたちに「すごい!」「また来てね」と言われるたびにとてもいい表情をされていて、子どもの活動を通して、地元先生自身の自己肯定感アップにもつながった。

●かまっこまつり

2013年から継続的に続けてきたので、子どもスタッフが昨年より5名以上増えた。中学生の参加3名もあった。また、子どもたち自身がやりたいお店を準備から本番までやりきることができ、満足度が高かった。終了後も次いつやるの?とモチベーションが高い子が多い。

●意見交換会

意見交換会を通して、保護者、地域、小学校、当団体の想いについて意見交換をすることができた。参加者からの意見を参考に、改善できることに取り組んでいきたい。特に地域の方々に知っていただいたことが大きな成果で、協力的な方が増えた。

寄付者へのメッセージ

いつもお世話になっております。当団体は、支援が少なくなっていくなか、より継続的な活動をしていくためにも地域住民とともに子どもたちが安心安全にのびのびと暮らしていける仕組みを作っていきたいと考えております。今後も地道ではありますが、今まで積み重ねてきたネットワークを活かしつつ、地域の子どもたちが地域を好きになってもらえるようなきっかけづくりに力をいれていく所存でございますので、今後も応援、ご支援のほどよろしくお願いいたします。

一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校 代表理事 伊藤 聡

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