子どもサポート基金 子どもサポート基金特定非営利活動法人 南相馬こどものつばさ

2013年12月05日

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福島県南相馬市の小・中・高校生のための就労体験・地域交流 支援活動

東日本大震災による津波や福島第一原発の事故で放射能被害を受け続けている市内の子どもたちに、将来の夢や希望を導くためにも、職業体験や他地域の子供たちとの交流による外部からの刺激を与えることが必要と考え、受入実績とつながりのある北海道旭川市周辺での就労体験・交流プログラムを実施する。

2013年4月より当プログラムに関する手配開始。(バス・フェリー等、宿泊先、各見学先、経験談講話者、引率者、交流対象)全体・個別説明会(7月初旬)、7/23~7/29 南相馬市から北海道美瑛・旭川・富良野へ場所を移動し、体験・地域交流の行程実施。

基本情報

活動期間
2013年  4月 ~ 2013年  7月末
活動地域
福島県南相馬市
支援人数
42
活動人数
スタッフ 4名、ボランティア 1名
連携団体
  • 南相馬市教育委員会文化スポーツ課
  • 旭川ふるさと旅行
  • 旭川サポートネットワーク

写真

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    7月24日 車いす体験
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    7月25日 青い池(美瑛)
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    7月26日 家具工場見学
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    7月27日 農場体験

活動の背景・内容

活動の背景

被災からの混乱から抜け出していない南相馬において、子供たちもまた将来について考える余裕を持てていない。日常の環境から離れた北海道旭川市周辺での就労体験・他地域の子供たちとの交流プログラムを実施し、参加した子供たちに将来の夢や希望をイメージさせる。

活動の内容

2013/7/23~7/29

7/23 南相馬市出発 → バス・フェリー 

→7/24 北海道美瑛町到着 バリアフリーツリーセンター見学・体験 国立大雪青少年交流の家 宿泊

7/25 富良野市・美瑛町観光、木工体験

7/26 比布町にて地元の子供たちとパークゴルフ・バーべキューで交流 → 家具工場見学

7/27 農場体験 → 田んぼアート見学 → 旭山動物園見学 → 旭川市民と交流・食事

7/28 高森さん経験談拝聴 → バス・フェリー

→7/29 南相馬市到着

行き引率者 小川けんいち(イラストレーター)経験談・イラストの書き方等、北海道内での引率者 喜久野夕介(ふるさと旅行㈱代表取締役)経験談、家具工場見学 関口 洋平社長(㈱いさみや)工場案内・経験談、農場体験 朝野さん(朝野農園)農園案内・経験談、高森さん(東日本大震災復興支援財団) 経験談、各人より拝聴。

活動の成果

感想文・直接見聞きしたことから 「色々な大人の話を聞けてよかった」「色々な人と出会えてよかった」「毎日、プールに入り泳げるようになった」「南相馬では見ることのできない家具工場を見学できて参考になった」「地元の子供と仲良くなれた南相馬にも遊びに来てほしい」「積極的になった」など

寄付者へのメッセージ

震災の後、産業・農業・漁業などが停止し、環境ががらりと変わってしまった南相馬市。そこで日々過ごしている子供達のために産業・農業・漁業の盛んな北海道で存分に夢や希望を抱く体験を提供することができました。これからも知恵を絞り子供達の未来のために「経験」の支援をしていきたいと思います。

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