2013年12月05日
福島から東京に避難している子どもたちの学習支援
福島から東京に母子避難されている未就学児、小学生の学習支援。大学生による補習や被災者講師による英会話教室などを通じて保護者の方たちとも交流し、ネットワークを構築して支援のニーズや支援者との橋渡しをはかる。
東京都千代田区 学習支援、こども英会話サロン
東京都中野区 学習支援、母子英会話サロン
東京都江東区 母子英会話サロン
福島から東京都内に避難中の子どもたちの学習についての保護者の不安は大きく、また進学に対しての予備知識が乏しいために、学習環境に保護者自体がついていけない傾向がある。学習支援というと参加率が高まるが、未就学児や小学生が主な対象なため、学生とこどもとのコミュニケーションや保護者との交流にも重点を置いている。情報の格差の軽減、孤立化防止、地域社協との連携での課題の抽出も目指し、東京都の西部への今後の支援拡大を考えている。
英会話サロン、学習支援を広い地域で多くの回数で実施できたので、避難者のネットワークが広がった。子どもを通じての保護者とのつながりは大切であると感じた。
震災後2年が過ぎ、まだまだ情報格差や課題は解決されずにいる中で、県外避難者への支援は少なくなってきている。継続して行われている英会話サロンや学習支援は心の灯となっている。(2児の母)
さまざまな支援によって子どもたちも大学生に慣れ、東京を第2の故郷として好きになってきている。(2児の母)
福島への帰還の方針が強まっている中で、現状では県外に母子避難をされている方はまだたくさんいらっしゃいます。その中で東京は課題も複雑で、私立や公立など学校の選択肢も多いことから子どもの進学等について悩む保護者の方が多いようです。学習支援を通じて地域と連携しながら子どもを真ん中に置いた支援を継続することで、長期化する避難生活に寄り添っていけると考えます。活動へのご支援をいただきありがとうございました。 |
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