子どもサポート基金 子どもサポート基金北上プレーパーク有志の会

2013年12月06日

6月3日「ネット遊び」.JPG

石巻市北上町の子どもたちのための冒険遊び場づくり活動

震災前から子どもたちは危ないから・汚くなるから・うるさいからと、子どもらしい面を見せずに遊んでいたのではないか。畳み掛けるように被災地における遊び場所・時間が減少したため、子どもらしく自由にのびのび遊ぶこと、その環境が身近にあることが必要であると考え、避難場所にもなっている学校の裏山で冒険遊び場を開催した。  ・遊び場への子どもたちの定着化(生活の中に遊びを)  ・地域の大人に子どもの遊びへの理解を深める(考え方の共有)  ・広報する(魅力をアピールする)  ・遊び場活動の報告会や勉強会を開く(次の世代へ伝える)  ・石巻市内の他地域で子どもの遊び場活動をしているグループとの連携(ネットワークづくり)

基本情報

活動期間
平成25年4月~平成25年9月 計61日間
活動地域
宮城県石巻市
支援人数
300人
活動人数
スタッフ14名、ボランティア4名、のべ292名
連携団体
  • NPO法人日本遊び場づくり協会
  • NPO法人りあすの森
  • 石巻市立北上小学校

写真

  • 5月1日「ベーゴマ」.JPG
    ベーゴマ遊び
  • 6月28日「ベッコウ飴」.JPG
    べっこう飴の作成
  • 6月7日「プレーパークってどんなとこ?」講演会.JPG
    保護者向けの講習会

活動の背景・内容

活動の背景

2012年度はNPO法人日本冒険遊び場づくり協会の被災地支援により、冒険遊び場を開催することができたが、当団体は被災地の親が作った組織であるため、冒険遊び場の運営ノウハウに欠ける。NPOの被災地支援が行われなくなった後でも、当団体が自分たちで冒険遊び場を運営していけるよう、考え方を共有し魅力をアピールすることが必要であると感じ、活動を実施した。

活動の内容

4月~9月「うらやまでプレーパーク」を計54回、開催した。

月・水・金曜日、放課後2~3時間

 

土曜日・祝日・夏休み、10:00~16:00

プレーリーダーに見守られる中で、ロープ・ネット遊び、手作りブランコ、ターザン、工作、森の探検、草花や昆虫採集、プール遊び、七輪を囲んで昼食やおやつ作りなど、子どもがやりたいと思った遊びを自由に行った。

 

6月「プレーパークってどんなとこ?」勉強会 講師:須永力(ぶんちゃ)

「地域のお父さんたちに昔の遊びを調査」ヒアリング 兵庫県立大学と協働

 

8月「心が折れるくらいなら、骨が折れたほうがマシだ」講演会2回 講師:渡辺達也

活動の成果

今年度から下校バスの時間が少し遅く出発するため、放課後「うらやまでプレーパーク」で遊んでから帰る子どもが多くいた。放課後のほんの少しの遊びの時間を、授業が終わるのを今か今かと心待ちにしている様子が伺えた。土曜や夏休みの1日開催の日も、開催時間の30分も前に待てずに来ていたり、終わりの時間が過ぎても暗くなるまで遊んだり、子どもたちは1日開催でもまだ遊び足りないといった感じで帰っていく。

寄付者へのメッセージ

助成金を頂けることで安定した開催日数で行えました。遊び場に必要な工具や木材、遊び道具もそろえることができました。遠く静岡から講師を呼ぶなど講演会は合わせて3回行うことができました。お陰様で子どもたちへ遊び場の定着化、地域の方の遊び場への理解を深めることにつながりました。

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