2013年12月09日
石巻の仮設住宅での子供の居場所作り支援活動
石巻市周辺に住む子どもたちが健全な精神でのびのびと日々を過ごし成長できるよう、子供の居場所を作り、安全に安心して遊びストレスを発散できる環境を作る。また、震災によって受けた心のキズや、仮設住宅生活という特異な環境下によって生じる子供達のストレスを様々なレクリエーション活動を通じてケアする活動の実施。
現在、石巻市では、被災した人々の多くは仮設住宅で生活しており、その中には子どもたちも含まれている。石巻市の被災地域は、沿岸部全域におよび(7,000世帯が仮設住宅)、既存のコミュニティを崩して仮設住宅に入居した。そのため、すべての仮設住宅団地で自治会組織があるわけではなく、さらに子ども会などの子どもを見守り、地域で育てるという機能・役割を果たす組織も現状では皆無である。
今後、子どもたちの健全育成をはかるために、子どもたちが安心して安全に過ごせる居場所を、地域に住む人々と共に作っていくことが必要である。
109回の子供の居場所作りを開催し、1770人の参加。
子供とボランティアの信頼関係の構築、、当団体と地域のコミュニティとの連携強化をスタッフ3名、ボランティア5名のチームで行った。
毎週火曜日・宮城県東松島市ひびき工業団地仮設団地
27回延べ261人の参加
毎週木曜日・宮城県石巻市蛇田北部2号公園仮設住宅団地
25回延べ636人の参加。
毎週土曜日 宮城県石巻市あけぼの集会所
24回延べ620人の参加。
毎週日曜日 宮城県仙台市宮城野区高砂1丁目公園仮設団地
24回延べ136人の参加。
毎月1回 日曜日 宮城県石巻市しらさぎ台旭化成パワーデバイス社有地仮設団地
9回 延べ117人の参加。
10:00~12:00 スタッフミーテング・活動準備
13:00~15:00 ボランティア参加希望者との連絡調整・移動
15:00~16:00 チームビルディング・参加メンバーによる情報共有
16:00~17:30 活動「子供の遊び場」
17:30~18:00 振り返り・参加メンバー反省会
18:00~19:00 スタッフ・ミーティング・ブログ作成・報告書作成・次回準備
地域住民の方の活動へのボランティア参加がこれまでは皆無だったが、1回あたり2人平均での参加が見られた。子どもたちへの声掛けや見守りを積極的してくださるようになった。
親御さんからの声<br/>「震災以降、かなり内気なモジモジ娘になり、赤ちゃんが生まれて焼きもちから不安に変わり、、、ですが、にじいろクレヨンでの発散は大変効果があり、おまけに道具類含め資材の扱い方なども自然に吸収してくれているので、学校では図工が苦手と言いながら、先生やお友達から『○○ちゃんは器用だね』と言われるそうで、モジモジ&不器用が払拭されているようです。ありがたい限りです。」
おかげさまで少しずつですが、被災児童と仮設住宅や近隣の大人の方々とのコミュニケーションがはかられ、地域の見守りが生まれつつあります。被災地の子どもたちにとって、いきいきと過ごすことのできる環境やコミュニティ作りに少しでも貢献することができたと思います。ありがとうございました。
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