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子どもサポート基金助成団体レポート

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>2013年度第4期

あじ島冒険楽校

被災地の子どもたちのために安全な海の体験をさせるあじ島冒険楽校活動
東日本大震災の大津波により、海は恐ろしいものであるとの記憶が子どもたちに深く刻まれました。海の体験を通じて海の怖さとともに、海の楽しさを伝えていきたいです。県内の海水浴場は網地島を含めて2箇所だけとなっており、海の体験は子どもたちにとって貴重な体験となりました。海で思いっきり楽しんでもらえたと思います。

基本情報

活動期間 2013年4月~2013年9月
活動地域 宮城県石巻市網地島  
活動人数 スタッフ5名、ボランティア47名
連携団体 宮城県森林インストラクター協会
あじ朗志組
網地浜行政区

写真

  • 獅子踊り体験。テレビ局も取材に来ました
  • 流木が魚になりました
  • 「竹鉄砲の玉はこうやって詰めるんだよ」
  • 島伝統のアナゴ抜き漁法に挑戦

活動の背景/内容

活動の内容

大津波の影響により宮城県、福島県、岩手県の海水浴場は、砂の中にあるがれきの破片や波打ち際を漂うヘドロのため、海で遊ぶことはたいへん厳しい状況になっています。網地島では島のお年寄りが海岸清掃に取り組み、安心して海に入ることができます。海が大好きな子どもたちのために、安全に、海の体験活動をさせてあげたいと考えました。

活動の内容

子どもたちは海での体験活動や島に伝わる伝統芸能、昔ながらの遊びなどを体験しました。子どもたちの安全を確保するため、シーカヤックのコースは沖の防波堤の外側をまわるコースから、すぐに避難できるように海岸沿いを行くコースにて実施。また、海浜センターが修繕前であったことからトイレとシャワーを確保するため、民宿に参加者の一部を宿泊させるなど工夫しながら実施いたしました。大津波に流されたシーカヤック等は、「子どもサポート基金」により買い揃えることができました。本当にありがとうございました。

活動の成果

・道路にカニがたくさんいた。不思議だな。

・シーカヤックを一人で漕ぐことができた。うれしい。

・うにが動いている。こわい。でも、食べてみたらおいしかった。

など、参加児童からは海に親しみを感じたという感想が多く聞かれた。

あじ島冒険楽校で所有していたシーカヤック等の体験資材は、大津波によりすべて海に引きずり込まれて、なくなってしまいました。あじ島冒険楽校は海での体験をその活動の中心に据えていましたので、体験資材をすべて失ってしまったことは、あじ島冒険楽校の廃止を意味していました。

もうどうにもならないと思っていたときに、貴財団の「子どもサポート基金」があることを知り、一縷の望みをかけて応募したところ御支援をいただけることになりました。

今年は購入させていただきました体験資材活用し、子どもたちに海の体験を楽しんでもらいました。

また、子どもたちには島のおじいさんやおばあさんたちが皆さんを迎えるために海岸を清掃したり、うにを生かしておいてくれたことを話しました。感謝の気持ちをもってきちんと聞いてくれたと思います。

今後も心も身体もたくましい子どもたちをこの網地島で育んでいくことに、一所懸命に取り組んでいきたいと考えております。賜りました御支援に対しまして、心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

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