2018年06月28日
若者の地域離れという社会課題を解決するため農・工・商との連携モデルを構築
若者の地域離れという社会的課題を解決するため、気仙沼市の高校と地域の農・工・商とが、商品開発を中心とした教育プログラムを連携。「地域に対する誇りや愛着をもった若者を育てる」と同時に「地域の経済の活性化に貢献する商品ブランドを生み出す」ことを継続的に行えるための連携モデルの構築を目指す。
若者の地域離れの原因と考えられる3つの課題(1)地元の魅力を知る機会がない、(2)地元の世代の枠を超えたつながりをもつ機会がない(3)地元の資源を活用して新しい価値を創り出す方法を学ぶ機会がないことを解決し、高校を卒業した後も地域との関係性を持ち続けたいと思ってもらうことを目指す。
授業回数:3回
i.clubと高校生、先生との顔合わせ。アイデア発想の作法についてのレクチャー
参加人数:各38名(以下同様)
授業回数:7回
地域インタビューにて、今年度のテーマである酒粕や、共同開発を行う菓子事業者についてなど、アイデア発想を行うためのインプットを得ることができた。また、クラスが8つのチームに分かれ、それぞれのチームがインプットをもとにアイデア発想に取り組むことができた。
授業回数:5回
アイデア中間発表では、菓子事業者に授業にご参加いただき、現時点でのスイーツのアイデアに対するコメントをいただいたことで、その後のアイデアのブラッシュアップに繋がった。
授業回数:7回
6月までのアイデア発想にて生まれたアイデアを発表するための準備を行うことができた。1学期最後の授業では、菓子事業者に対しこれまで考えてきたスイーツの発表を各チームが行ない、2事業者が8つのスイーツからそれぞれ1つずつ選定を行なった。
授業回数:2回
チームではなく個人がアイデア発想を改めて行なったことで、それぞれが作法やアイデア発想の流れを確認できた。夏休み期間には事業者が選定したスイーツの試作を行うことができた。
授業回数:7回
スイーツの試食を行い、感想や改善点を菓子事業者に伝えたことで、試食のブラッシュアップに繋がった。また、気仙沼出身のデザイナーの出前授業により、販促物作成のためのデザインの基礎知識が身についた。
授業回数:8回
接客・広告・店舗・市場調査の各チームに分かれ、それぞれがテスト販売に向けた準備を行った。10/23の気仙沼産業祭りでは、生徒12名が参加し、カステララスクとクリーム大福のテスト販売を行った。10/30の向洋祭では、生徒名が参加し、同様にテスト販売を行った。会場ではアンケート調査を行い、スイーツの味についての感想や酒粕の消費について、分析を行った。
授業回数:8回
接客・広告・店舗・市場調査の各チームに分かれ、それぞれがテスト販売に向けた準備を行った。11/12のみやぎ産業教育フェアでは、生徒名が参加し、カステララスクとクリーム大福のテスト販売を行った。10月から11月にかけて計3回のテスト販売を行い、生徒全員が販売を経験することができた。
授業回数:4回
8つのチームに分かれ、成果発表会に向けた準備を行った。パワーポイントを用いた発表スライドの作成や、アンケートの集計などを行い、それらの活動について、チームのメンバー同士がお互いに評価を行う「チーム内評価」を取り入れたことで、チームでの活動を評価することができた。
授業回数:5回
8つのチームそれぞれが、これまでの授業で得た学びやその過程について発表を行った。1年間ともに取り組んできた菓子事業者が参加し、講評をいただいた。これまでの授業についてまとめることができた。
授業回数:2回
地域インタビューでは気仙沼で活躍する地域事業者からの、気仙沼に対する思いを聞くことができた。またまとめの授業では、1年間の取り組みを通した感想をアンケート形式で記入した。
学校長へのご挨拶、引き継ぎに関する打ち合わせを実施し、次年度のカリキュラムの確認などを行った。
プログラムが教員から「生徒にとって大きな学びになる可能性がある」との評価を受けた。
みなさまのご寄付により、1年間、気仙沼向洋高校での商品開発のプログラムを実施することができました。感謝申し上げます。2018年度には、仮設校舎から現在建設中の本校舎への移転も予定されており、ますます充実した活動が実施できるよう、本年度さらに活動を前進させたいと思っております。引き続き、ご支援のほど、宜しくお願い致します。
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