2018年06月28日
石巻の若者が触発されながら、実践的プロジェクトを通して学ぶ場をつくる
いしのまき学校は石巻の高校生に様々なスキル、アイデア、インスピレーション、課題解決力を手渡す教育プログラムです。石巻に住む20代の若者を「チューター」として、クリエイティブな活動で活躍する会社経営者やイノベーターを「ゲスト」として招き、若者が触発されながら、実践的プロジェクトを通して学ぶ場をつくっています。
いしのまき学校の活動の一環として、若者にヒアリング調査を行った結果、石巻の街は、「石巻は期待感を生み出す人が少ないため、期待感をくれるものが欠けている」、「石巻の街へ行こうという意識が生まれにくいため、街の進化が止まっている」、「様々な行動に対する制限があるため、不確定な要素を恐れる雰囲気がある」というイメージがあるとの回答を受けた。それらのイメージを払拭し「若者に力を与える街」を目指して活動している。
4月参加学生数:26名
新年度になり、2回のオープンキャンパスを経て、本年度のいしのまき学校をスタート。昨年度までは、高校生のみを対象としていたが、要望を受け今年は中学生の受け入れも開始した。
5月参加学生数:24名
活動のイメージをつかんでもらうためOB/OGとの交流会を開催。また、今年度から開始したプログラム「DEVELOP」では、より自分たちの将来にフォーカスして考えるワークショップを行い、参加者はより具体的に将来を考えるきっかけを得た。
6月参加学生数:22名
いしのまき学校の参加学生が発端となり、まちなかで学校内の活動の発表の場を設けるという新しい取り組みを実施。6/26のLEARNでは、夏のイベントでコラボレーションをする東京の乃村工藝社より浅野氏を招き、空間づくりのしごと、それによる生み出されるものなどに、普段目にするまちなかへの空間への学生たちの興味が高まった。
7月参加学生数:38名
7/31~8/1 STAND UP WEEK いしのまき学校企画「MAKIP! (マキピー)」
石巻STAND UP WEEK2016のいしのまき学校企画は、「高校生の視点で川開きを盛り上げる!」という思いのもと、乃村工藝社のみなさんとのコラボ企画「MAKIP!(マキピー)」を行った。「川開きのフォトスポットを作りたい」、「若い人たちに川開きに来て欲しい」、「お世話になってる街の人たちに恩返しがしたい、」そのような高校生の思いがたくさん詰まった空間が完成。また、商店街の店舗を高校生の目線で紹介した冊子を配布し、普段なかなか接点が創出されないまちと若者が出逢うきっかけを創出した。
8月参加学生数:21名
9月参加学生数:18名
10月参加学生数:19名
中央一丁目まちびらき
普段から、食べ歩きのイベントなどでもお世話になっている石巻市中央1丁目が、復興住宅の入居や道路の拡張工事もようやく終わり、いよいよ新たなまちとしてのスタートをきるべく「まちびらき」のイベントが開催。いしのまき学校メンバーもより盛り上げるため、振る舞いのお手伝い&みなさんのまちに対する希望の声を集め、一役かった。
11月参加学生数:7名
先月は企画から商店街のイベントに参加したが、今回は当日のサポートとしてかかわった。それだけでも地域に少し違った風を吹かせることができた。
12月参加学生数:16名
ファッションを使って石巻を盛り上げたいという思いの元、高校生たちによる手作りのファッションショーを開催。2014年度より続くファッションショー。毎年主催となる高校生ごとに趣向を凝らしたものとなるが、今年もまた新たな形で賑わいを創出した。
1月参加学生数:10名
1つのテーマで複数月に渡って開催するという初めての試みだが、一つことを多様な視点から見ることによる学びを得られたように感じた。
石巻で、地域での教育に関心がある人皆が集まり、一緒に悩み考える事ができる初めての会を実施。
セクターを超えて「教育」について話し合い、協働していくことの大切、地域内での可能性を実感する場となった。
3月参加学生数:24名
この一年間の振り返り&先生となっていただいたいまちの大人の皆さんや、支えてくれたご家族を招いての修了パーティ-や振り返りの場を設け、改めて中高生を起点にまちの人を巻きこむことの意義を感じた。
活動のアーカイブおよび、寄付獲得ツールとして、高校でも教材として使える「イシノマキワモノ図鑑vol0」1000部発行。
石巻市立桜坂高校にて総合学習の時間を使ってのまちづくりやキャリア教育に関する授業をコーディネート。1年生の授業では商店のPRポスターを作成し、商店街との接点も拡大。次年度も同様のプログラムに加え、通年授業カリキュラム協力を行う。また飯野川高校への総合学習の時間のカリキュラムづくりも一部行う予定。
いつもありがとうございます。皆様のおかげで活動を続けられております。今後も助成だけに頼らず継続して活動ができるよう、精一杯精進していきますので今後ともよろしくお願いいたします。
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