2012年01月25日
公益財団法人 東日本大震災復興支援財団(代表: 藤井 宏明、以下 東日本大震災復興支援財団)と特定非営利活動法人トイボックス(代表: 白井智子、以下 トイボックス)とは、福島県南相馬市に住む発達障がいの小学生を対象に無料学習サポートを行う「ふみだす未来の教室 in 南相馬」を、1月28日(土)よりプレオープンしますので、お知らせします。
南相馬市は、震災による津波で沿岸部に大きな被害を受けたほか、原発事故により市内の一部が警戒区域、緊急時避難準備区域、計画的避難区域に指定され、現在、市民約7万人のうち約半数の方が避難を余儀なくされています。その中でも、自閉症やアスペルガー症候群などの発達障がいを持つお子さまは、避難所等の慣れない環境下において、強い不安感やストレスを抱いて混乱したりパニックになりやすく、そのご家族は周囲への配慮や、お子さまが落ち着ける場所探しなど、避難生活に大変な苦労をされています。
「ふみだす未来の教室 in 南相馬」では、こうしたお子さまとご家族が安心して日常生活を送れるよう、相馬市内の教室施設において、学習支援や心理ケア、社会的スキルのトレーニング、ご家族の教育相談を行います。また施設内には、グループ学習・個別学習用スペースのほか、プレイスペースを設け、子どもたちは、それぞれのペースに合わせたサポートを受けることができます。
プレオープン期間中は、最もニーズの高い土曜日の学童保育を行い、4月の本オープンより、平日の学習支援と相談業務を実施していく予定です。
内容 | 学習支援、心理ケア、小集団での社会的スキルのトレーニング、ご家族の教育相談 |
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対象 | 南相馬市にお住まいで、発達障がい等の課題をかかえる小学生 |
実施日 |
プレオープン: 1月28日(土) 本オープン: 4月(予定) |
場所 | 福島県南相馬市原町区雫下塔場319-2 |
申込方法 | 電話・ファクス 0244-23-7707 |
体制 |
運営 / 特定非営利活動法人トイボックス 寄附 / 公益財団法人 東日本大震災復興支援財団 後援 / 南相馬市教育委員会 |
わたしたちは、東日本大震災の被災者を支援すべく、「みんなでがんばろう日本」のスローガンと共に発足しました。
東日本大震災では、多くの悲しい出来事が起こりました。
更に、原子力発電所の事故により、経験したことのない事態に直面している方々が多数いらっしゃいます。
これは、東北地方や福島県に住む人だけの問題ではなく、世の中全体の課題です。
一つでも悩みを解決し、一歩でも前進することで、一人でも多くの人が復興に関わり、みんなで希望の持てる社会にしていきたいと考えています。
私たちは、下記の理念とビジョンを掲げて活動を行って参ります。
理念:復興支援を通じて、次の世代が幸せに暮らす社会の創生に貢献する。
ビジョン:子ども達が夢と希望を育む環境を実現する。
http://minnade-ganbaro.jp/
トイボックスは、教育・障がい者支援・文化振興・地域の活性化・エンターテイメント・スポーツ振興などの活動を通じて、子ども達と地域が元気になる活動を展開しています。
東北大震災の支援活動としては、トイボックスの教育部門であるスマイルファクトリーの専門性を活かし、福島県南相馬市にて発達障がいを持つ子ども達やそのご家族を中心に支援を行っています。
http://www.npotoybox.jp/
以上