2012年01月31日
公益財団法人 東日本大震災復興支援財団(代表理事: 藤井 宏明、以下 当財団)は、高校生対象給付型奨学金「まなべる基金」の奨学生を決定しましたので、お知らせします。
震災以降、岩手県・宮城県・福島県を中心とした被災地では、震災遺児・孤児に加え、保護者の失業等により高校等※への進学・修学が困難となっているお子さまが多くいらっしゃいます。とくに後者にあてはまる生徒数の把握は難しく、その支援は未だ十分とはいえない状況です。「まなべる基金」は、このような家庭の経済的事由により高校進学・修学が困難となった生徒を対象に、在学中最大3年間にわたり、給付型で奨学金を支給する奨学金制度です。
※ 高等学校、高等専門学校、高等専修学校
2011年11月15日~12月2日まで募集を行ったところ、募集人数1,000名程度に対し、2,692名の生徒の方からご応募をいただきました。応募者の願書や作文等をもとに選定委員会で慎重な選考を行い、このたび1,209名の生徒の方への支援を行うことを決定しました。奨学金給付は、5月末日より半年毎に実施します。
当財団は、今後も子どもたちが夢と希望を育む環境の実現を目指し、引き続き支援活動を行ってまいります。
応募総数 | 2,692件 |
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奨学金給付生徒数 | 1,209名 |
支援総額 | 6.9億円 |
東日本大震災の影響で、高校等への進学・修学が困難になった岩手県・宮城県・福島県の学生の皆さまを支援する、給付型奨学金制度です、高校等在学中最長3年間にわたり、月額20,000円の奨学金の給付を行います。本奨学金は、返済の必要はありません。
以上