プレスリリース宮城県石巻市の子どもたちを対象とした陸上競技(長距離走)指導プログラムを開始(東北「夢」応援プログラム)

2016年07月29日

公益財団法人東日本大震災復興支援財団(代表理事:立石 勝義、以下「東日本大震災復興支援財団」)は、このたび特定非営利活動法人石巻市体育協会(会長:伊藤 和男、以下「石巻市体育協会」)とプロランニングコーチの金 哲彦氏が宮城県石巻市の中学生を対象に実施する陸上競技(長距離走)指導プログラムを支援することになりましたので、お知らせします。

この陸上競技指導プログラムは、東北の子どもたちを対象に、プロのコーチなどから約1年間スポーツ指導の受講機会を提供する「東北『夢』応援プログラム」(運営:東日本大震災復興支援財団)において実施するものです。「東北『夢』応援プログラム」は、東北にゆかりのあるコーチや震災直後から積極的に支援活動をされてきた各地のコーチ・団体に参加いただき実施するプログラムで、今回の陸上競技指導プログラムでは、石巻市体育協会とプロランニングコーチの金氏が夢応援マイスター※として指導を行います。参加する子どもたちは金氏より情報通信ツールやトレーニングのプロセスを管理するノートを活用した7カ月間の遠隔指導を受けるほか、それぞれの夢や目標の宣言とその達成度を金氏に報告するイベントに出席します。子どもたちが夢や目標に向けて、計画的に練習に励み、それぞれの目標達成を目指す過程を応援します。

なお、金氏の家族は宮城県石巻市に勤務しており、震災以降、金氏自身も東北で支援活動を実施しました。

※ 「東北『夢』応援プログラム」でご協力いただくコーチ

実施概要

期間 2016年8月7日~2017年3月
対象 宮城県石巻市の中学生
内容 7カ月間の陸上競技(長距離走)指導
夢応援マイスター 金 哲彦氏
主催 石巻市体育協会
協力 ソフトバンク株式会社(遠隔指導で活用するタブレット端末の夢応援マイスターへの貸し出し)

金 哲彦 氏のコメント

未曾有の大災害からはや5年。先日、仙台ハーフマラソンの帰りに訪れた石巻はすっかり日常を取り戻しているように見えました。しかし、津波の傷跡は街のそこかしこ、そして被災された人々の心に残っています。

2011年、2度石巻に復興ボランティアとして訪問しました。瓦礫撤去のお手伝いをしながら、自分にできることは何かを考え続けたことを、今も思い出します。
このたび、「東北『夢』応援プログラム」に参加する機会をいただけて、今もワクワクしています。自分の専門分野であるランニングを通じて、子どもたちの夢を実現するお手伝いができる。これほどの喜びはありません。遠くにいてもコミュニケーションがとれるICTツールのお陰です。全速力で駆け抜け、歓喜のフィニッシュをする石巻の子どもたち。たくさんの笑顔の花が咲くでしょう。

「東北『夢』応援プログラム」について

http://minnade-ganbaro.jp/press/20160309.html

東日本大震災復興支援財団では、「東北『夢』応援プログラム」を通じて、子どもたちが目標達成のために主体的に行動できる力を育むことで、今後の東北を担う人材の育成を目指します。

********本件に関する報道関係のお問い合わせ先********

公益財団法人東日本大震災復興支援財団 広報担当 03-6889-1560(月~金 10:00~12:00 / 13:00~17:45)

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